前置き |
みなさんこんにちは。 お久しぶりですね。 るっかです。 この度は「サイカイ」をご視聴いただき、 まことにありがとうございました。 今このあとがきを この動画シリーズが完結するまでは食べまいと 我慢していた雪見だいふくクッキー味を食べながら書いております。 今回の作品も色々と考え、悩み、そして挑戦しました。 そして、なんとか完結させることができました。 これもみなさんの応援のおかげだと思っています。 本当にありがとうございます。 今回も長い話となりますので、 お時間がある方のみ読んでいただければと思います。 |
「サイカイ」というタイトル |
今回は今までの作品とは違いカタカナでのタイトルでした。 実はこのタイトルはすごく悩みました。 当初この話を考えた時のタイトルは「お久しぶりね」でした。 「再会」がテーマだと当時考えていたからです。 ですが実際にはこの作品は「再会を約束する別れ」が最後に含まれています。 それを考えると「お久しぶりね」はおかしいと思いやめました。 間に「泣き虫紫」などの廃棄した案があり、最後まで悩んだタイトルが「再見」でした。 中国語で「また逢いましょう」というような意味がある言葉だと認識しているこの言葉はストーリーにぴったりだと思いました。 ただ、止めた理由は日本語でないことがおしゃれすぎるということと、EDソングとして使わせていただいた「サイハテ」の存在でした。 今回はこの曲がテーマだったわけではないのでそこまで似せる必要もなかったかもなのですが。 そして、この悩みを師匠に打ち明けたところ、じゃあカタカナで「サイカイ」さらに「sai-kai」を付けようということになりました。 ローマ字の方はただの師匠の趣味です。 |
前篇と後篇 |
今回の作品の一番の挑戦は、 前3話が「紫と幽々子編」、後3話が「レティと紫編」である構成です。 いつもならば後篇の話だけで動画を作ってしまうくらいの内容なのですが、 前作の「厄神様がやってきたぞ」において、 1〜3話の展開がゆっくりだなと後悔していた時に考えていたせいもあってか、 話を詰め込みたいと思いたち、 紫と幽々子、そしてレティと幽々子の関係が分かりやすくできるよう 前3話を付け加えた形になります。 もちろん前3話が物語にとって重要ではないとは思いますが、 クライマックスを二回に分けるというのは今回初めてやりましたが、 改善点が沢山あげられるような作品になってしまったなと反省しています。 詰め込みすぎて話が終始急展開だったので、 今までの作品と比べれば明らかに見てて疲れますよね。 次回作ではこの点をちゃんと踏まえた作品を作りたいと思っています。 |
登場人物の設定と最後の台詞 |
今回のもう一つの挑戦は設定の大幅な改変でした。 博麗大結界を担う妖怪側が紫だけではなくレティも参加していたり、 紫とレティが仲が良かったり、 そもそもレティが大妖怪というのもかなりの改変になるのだと思います。 受け入れにくいところが多かったかなとも思いますが、 それは全てラストの咲夜の台詞に対する私なりの解釈のつもりです。 元々はレティの有名な登場台詞である「く〜ろ〜ま〜く〜」という おそらく原作者のZUNさんも冗談のつもりで入れたこの台詞だと思いますが、 この台詞の理由を突き詰めたことでこの物語ができました。 この異変の本当の黒幕は誰なのか。 それを考え始めたら、幽々子が本当の黒幕とは思えなくなったのです。 春雪異変は 桜の木の下に何かが眠っていることが分かる詩を 幽々子が見つけたから桜の木の封印を解こうとする異変だと理解してますが、 その詩を一体誰が取り出してきたのか。 どうして今までは見つけてなかったのか。 などと考えたら、誰かが故意に置いたのではないか、 もしくはそれを大義名分としただけなんじゃないのか、 そういう考えに至りました。 すると最初は紫という説が上がりました。 冬が長引けば長く寝ていられる。 ・・・どうもそれだけで6話構成の物語が作れる気がしませんでした。 そこで気づいたのが、 冬眠する紫と冬にのみ現れるレティはすごい上手い具合にすれ違っているのではないかということです。 ここから何か話が思いつくのではないかと考えた結果今回の作品ができたのです。 ちょっとした冗談でここまで悩まされる私はバカなんじゃないかなと思います。 |
まとめ |
ここまで読んでいただき本当にありがとうございました。 長文すいませんでした。 今回は大分色々なことに挑戦してみたのですがどうだったでしょうか? 前回と比べると大分詰め込みすぎてしまい疲れた方もいらっしゃるのではないでしょうか。 次回はこれらの反省を生かしつつもまた色々できたらいいなと思っていますので 宜しくお願いいたします。 本当に長文すいませんでした。 るっか
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